新茶の季節! 「八十八夜」に「茶ノ木神社」の献茶式
5月2日「八十八夜」の日に、日本橋人形町にある「茶ノ木神社」にて、献茶式が行われました。
「♪夏も近づく八十八夜……」という「茶摘(ちゃつみ)」の歌を知っている方も多いのではないでしょうか。「八十八夜」とは、立春から数えて88日目にあたる日のこと。この時期から霜がおりなくなるため、稲の種まきや、茶摘みなど、農作業を始める目安となりました。
「八十八夜」の頃は、まさに新茶の季節です。実際の茶摘みの時期は産地や茶園によって違いますが、昔から、八十八夜に摘んだ新茶を飲むと、一年を無病息災でいられると伝えられています。
そんなお茶にとって特別な日に、毎年行われるのが「茶ノ木神社」の献茶式です。「茶ノ木神社」は “お茶ノ木様”と呼び親しまれ、お社の周囲には、名前の由来であるお茶の木がぐるりと植えられています。知る人ぞ知るお茶の聖地です。
今年はコロナ禍の影響で例年より縮小規模ではありますが、無病息災、お茶の発展を祈願しました。祈願後は、軽快なリズムのお囃子が鳴り響く中で、美味しい新茶を一杯いただき、ほっと一息。
皆さんも新茶の季節をぜひ楽しんでください。