Japan Tea Action
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2025-03-21

同世代にお茶の力を伝えたい。心と体を整えるお茶ブランド『CHALABO』誕生

 忙しい毎日を送る中で、リラックスする時間、健康のための時間を確保するのは難しい、そう感じる方も多いのではないでしょうか。事実、日本人の疲労状況の調査では「疲れている人」は年々増加し、特に働き盛りの30代の疲労は深刻とも言われています。

 そんな現代人に向けて、お茶のリラックス効果や健康効果を伝えるブランド『CHALABO』が誕生しました。代表の竹下さんは、現在20代。「同世代にこそ、心と体を整えるお茶の力を伝えたい」という想いのもと『CHALABO』を立ち上げたとのこと。竹下さんのお茶に対する想いとブランドについて語っていただきました。

プロフィール:竹下 真由(たけした まゆ) / CHALABO 代表
静岡県静岡市出身。新卒で航空業界の地上職を経て、中小企業の社長秘書、上場企業の役員秘書に従事。多忙を極める生活の中でお茶に救われ、自身のお茶ブランドを立ち上げることを決意。2025年、お茶の健康効果・リラックス効果を軸にオーガニックの茶葉を取り扱う「CHALABO」を設立。

多忙な毎日の中で感じた「お茶の力」が人生の転機に

―― お茶に興味を持ったきっかけを教えてください。

 静岡県出身なので、もともとお茶は、実家にいた頃は当たり前のように飲んでいました。でも、上京してから、いつの間にか飲まなくなってしまったんです。その後就職して、朝早くから夜遅くまで仕事に追われる日々が続きました。ご飯を作る余裕もなく、生きるのに精一杯。エナジードリンクを毎日飲んで、なんとか体を動かすみたいな生活を送っていたんです。
 そんな生活を続けていた中で、コロナ禍が訪れ、リモートワークになったのを機に実家に帰ることになりました。久しぶりにお茶を飲んだ時、何故だかすごい活力がもらえて。調べると、お茶にはリラックス効果や様々な健康効果があることが分かりました。『お茶ってすごい飲み物なんだ』と気づいた瞬間です。

―― ご実家にいた時とは違う、仕事で忙しい生活だったからこそ、お茶の力を体感できたんですね。

 そうですね。そこからお茶に興味を持って、エナジードリンクの代わりになるようなお茶があったらいいなと思うようになりました。私のような人が手軽にお茶を取り入れられる商品を、20・30代のお仕事を頑張っている同世代に届けたくて、お茶ブランドを立ち上げることにしたんです。
 他にも、お茶について調べる過程で、茶農家さんの後継者不足問題、茶畑の減少など、お茶の現状が見えてきました。ブランド立ち上げには、地元である静岡に少しでも地域貢献できたらいいなという想いもあります。

―― 若い世代へのお茶の普及も課題の一つとしてありますが、そこも解決できそうな立ち上げ理由ですね。

 はい。リラックス効果、健康効果としてお茶はこんなにも優秀なのに、あんまり若い方って飲まないですよね。むしろ昔の私のようにエナジードリンクを買っているんじゃないでしょうか。“急須で淹れなきゃ”とか“茶葉の管理が面倒”など、忙しい人ほどお茶を取り入れづらいのは分かるので、そこを解決したいという考えもありました。

忙しい日常の中に取り入れたい、心と体を整えるお茶商品

―― 今回、竹下さんのお茶ブランド『CHALABO』が誕生した訳ですが、実際に販売するお茶商品を教えてください。

 CHALABOの第一弾商品として「碾茶×レモングラス」のスティックタイプを開発しました。健康効果を意識しているので、肥料を使わずに堆肥類のみで自然に育て上げたオーガニックの茶葉にこだわっています。理想のお茶を形にするまで数年かかりましたけど、その分こだわり抜いたお茶をやっとお届けできることになりました。
 ちなみに、碾茶は抹茶の原料となる茶葉のことです。色んな種類のお茶を飲みましたが、碾茶が一番イメージに近かったので、第一弾の商品に取り入れました。

―― スティックタイプにしているのは何故ですか?

 やはり忙しい人が手軽に楽しめる形にしたくて、スティックタイプの商品にしました。普通の茶葉だと淹れる手間がかかるし、茶殻の処理が必要です。でもスティックタイプだと、例えばオフィスとかでもお湯さえあれば飲んでいただけるし、茶殻などのゴミも出ないので飲みやすいかと思います。碾茶の細かい粉末ならさっと溶け、香りや味も豊かです。忙しい人が簡単に飲める、かつ心にも体にも優しい商品を作れたと思っています。
 また、お湯を注いで飲む以外にも、ソーダやお酒を加えたり、ヨーグルトやアイスに混ぜたりなど、スティックタイプだと様々なアレンジができるので、その時の気分で楽しんでいただきたいです。

同世代にお茶を伝える橋渡しのような存在に。『CHALABO』が目指す未来

―― これから『CHALABO』をどんな方向に発展させていきたいですか。

 今は、都内の飲食店に置いていただいたり、オンライン販売がメインですが、今後は展示会や催事にも積極的に参加し、実際に手に取ってもらって味や香りを体験してもらいたいです。
 あとは、まだ構想段階ですが、例えばお茶の入浴剤、お茶のキャンドルなど作ってみたいですね。実は『CHALABO』というブランド名は、お茶+ラボラトリーという意味が込められています。「お茶研究所」ということで、飲む以外の形でもお茶を楽しめるような商品を展開していきたいです。

―― 今日は素敵なお話をありがとうございました!『CHALABO』のこれからの展開、とても楽しみにしています。

 私自身が忙しい生活の中でお茶に助けられたので、お茶の力を多くの人に伝えていくことが目標です。特に、エナジードリンクを飲んでいる同世代の20・30代の方にもっと知ってもらえるように、橋渡しみたいな存在を目指して頑張ります。

■CHALABOショップサイト:https://chalabo.myshopify.com/
■CHALABO Instagram:https://www.instagram.com/chalabo_/

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