お茶の効能
お茶でダイエット&
アンチエイジング?
抗酸化作用(アンチエイジング)
若々しい健康体を保つ秘訣は、身体のサビつきを抑える抗酸化力を高めること。お茶に含まれるカテキンには、俗に「抗酸化ビタミンACE(エース)」と呼ばれるビタミンA、C、Eの数倍から数十倍の抗酸化力があるそう。ほかの食品、飲料などと比べて、圧倒的な威力を発揮します。
美肌効果
お茶のビタミンC含有量はレモンの3~5倍! 豊富なビタミンCが肌にハリをもたらし、シミ・そばかすの原因となるメラニンの生成を抑える手助けをします。新陳代謝を促すビタミンE、皮膚と粘膜を正常に保つ働きをするビタミンAも肌の老化防止に作用して、お茶は美肌にいいことだらけ。
リラックス効果
お茶特有の旨味成分・テアニンには、緊張や不安、イライラなどを鎮め、心身ともにリラックスした状態に導くヒーリング効果があります。お茶を飲むとほっとするのはこのおかげ。ストレス緩和や、睡眠の質を改善する効果も期待できるといわれています。
抗菌・殺菌、抗ウイルス作用
カテキンの持つ強い殺菌作用には、ウイルスの体内への侵入・増殖を抑える力や、O-157など食中毒菌の働きを抑える力があることが明らかになっています。風邪やインフルエンザ予防に「お茶うがい」が励行されたり、除菌スプレーにお茶の成分が入っていたりするのはそのためです。
健康寿命効果
お茶を飲む習慣が死亡リスクを減らし、長寿につながるという研究結果が、2015年に国立がん研究センターから発表されました。テレビ番組などでも、お茶の消費量が多い地域や深蒸し茶の生産地は医療費が少ない、がんの発生率が少ないなどの統計的な健康効果が紹介されています。
生活習慣病の予防
お茶に含まれているカテキンの強い抗酸化作用は、がん、脳卒中、心筋梗塞、高血圧、糖尿病、肥満など、さまざまな生活習慣病の予防・改善効果があることが明らかにされています。また、お茶をよく飲む習慣の人は、認知症のリスクが低いという研究報告もあります。
抗アレルギー作用
日本のお茶の8割が「やぶきた」という品種ですが、開発が進む近年、注目を集めているのが「べにふうき」という品種です。「べにふうき」には抗アレルギー作用があり、毎日飲むことで花粉やハウスダストなどのアレルギー症状を抑える効果が期待できます。
虫歯・口臭予防
お茶に含まれるフッ素が歯の表面を強くし、虫歯菌の活性化を抑える働きをします。また、強い殺菌・消臭作用が認められているカテキンが虫歯菌の繁殖を抑え、口臭を予防するとともに、口内の衛生状態を良好に保つ働きをしてくれます。
カテキンは数時間後には体外に排出されてしまうため、毎日ちょこちょここまめに飲むのがおすすめ。
フルーツや野菜に含まれるビタミンCは熱に弱く、加熱すると栄養価はグッと下がります。ところが、お茶のビタミンCはカテキンが守るため熱にも強く、温かいお茶で飲んでも料理に使っても壊れにくい特性があります。なんと、緑茶5杯でレモン果汁100g分と同じ量のビタミンCを摂ることができます。
同じお茶の仲間でも、紅茶のビタミンC含有量はゼロ! これは、お茶が「不発酵茶」であるのに対し、烏龍茶は「半発酵茶」、紅茶は「発酵茶」で、加工中にどんどん減少してしまうからなんだそう。